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蓮沼執太フィル
2024年6月6日までの受注申込を予定しております。作品の発送は6月中旬になります。他の商品と同時購入された場合は同時発送となります。あらかじめご了承ください。
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蓮沼執太フィルのコンサートはメンバーの人数が多いこともあって、なかなか数が出来るものではありません。これは大袈裟に言っているわけではなくて、いつもライブ前は「今日が最後のライブだ」と思ってのぞんでいます。本当にそういうアンサンブルなんです。僕は芸術活動において「戦略」というものを描くことができないタイプで、蓮沼執太フィルも行先を考えずにここまで歩んでこれました。今公演の『ミュージック・トゥデイ』というタイトルは、僕がライフワークとして続けているイベント名です。そのイベント名はもちろん武満徹さんが国内外の前衛音楽を紹介する音楽祭から拝借させていただきました。今回東京オペラシティ コンサートホール:タケミツ メモリアルでコンサートをするにあたって、あえて『ミュージック・トゥデイ』という言葉で、このコンサートホールに、武満さんに、そして今回コンサートに来てくれる皆さんに対して「こんにちは、よろしくお願いします。」と、ご挨拶をするような姿勢で作りました。ゲストにCorneliusの小山田圭吾さんをお招きしました。メンバーの権藤知彦さんと小山田さんが在籍していたMETAFIVEのために小山田さんが作った楽曲「環境と心理」を蓮沼執太フィルで演奏して(アレンジは権藤さん)、僕と小山田さんが制作した「Selves」という曲を蓮沼執太フィルでの演奏で初披露をしています。この公演が行われる数年間で起こってしまった出来事を、僕らのやり方でひとつひとつチューニングをし直して繋ぎ合わせるような作業をしてきました。演奏するセットリストも熟考を重ねて、初期作から最新作まで詰め込んだベスト的選曲になっています。ある意味で油がのった良い演奏になっているんじゃないでしょうか。この公演直後に、坂本美雨さんから僕への私信が届いていて、坂本龍一さんの訃報を聞いたんです。フィルのメンバーも親交がある方もいたので、この日の打ち上げは、オペラシティ公演の達成感と、大きなものを喪失した気持ちが混じり合う不思議な形で終わりました。こうやって音楽というのは形を変えて、次の世代へと繋がっていく。身をもって体験した、そんなようなことも感じました。蓮沼執太フィルは、常に形を変えて活動をしてきました。フィルの誕生からライブを重ねて作ったアルバム『時が奏でる』が第一期。アルバム『アントロポセン』リリースから、蓮沼執太フルフィル誕生で生まれた大合奏アルバム『フルフォニー』が第二期。コロナ禍を通過して作ったアルバム『シンフィル』からこのBOX『ミュージック・トゥデイ・リプレイ』までが第三期です。これまでの活動がすべて入っているのがこの『ミュージック・トゥデイ・リプレイ BOX(Blu-ray+CD)』です。コンサートで展示をしてくれた五月女哲平さんの作品『Spring color』が封入されている限定エディションは、まさに当時の記憶を蘇らせるアートワークになっています。蓮沼執太フィルのメンバー、公演を一緒に作ったスタッフたち、映像に参加してくれたメンバー、コンサートの会場空間とその会場を支えるスタッフ、来場してくれたオーディエンス全員の記憶や感触がこのBOXにつまっています。ぜひ様々な角度から蓮沼執太フィルの活動を感じてください。蓮沼執太
蓮沼執太フィル『ミュージック・トゥデイ・リプレイ(Blu-ray+CD)BOX』に入っているCDのライブ音源をBlu-rayの映像にあてた、このYoutubeでしか観れないスペシャルバージョンです。BD mixとの違いをお楽しみください。
ゲスト:小山田圭吾(Cornelius)、渡邉清人
蓮沼執太フィル:蓮沼執太、石塚周太、イトケン、大谷能生、尾嶋優、音無史哉、葛西敏彦、K-Ta、小林うてな、ゴンドウトモヒコ、斉藤亮輔、千葉広樹、手島絵里子、三浦千明、宮地夏海
通常ボックス
限定ボックス(マルチプルエディション付き)
服部一成がデザインした『ミュージック・トゥデイ・リプレイ』ボックスセットには、ライブ映像Blu-ray、ライブ音源CD、公演記録写真、リーフレット、そして蓮沼執太フィルメンバーとゲスト、来場者のコメントカードが入っています。
Title : Spring colorArtist : Teppei SoutomeDimensions: 15cm×15cmMaterial/technique : Inkjet print on acrylic plateYear : 2024
限定ボックスに同封される、アーティスト五月女哲平のアートワーク(マルチプルエディション付き)です。