蓮沼執太
音楽家、アーティスト
1983年、東京都生まれ。2006年、米国テキサス州にあるWestern Vinylよりデビューアルバム「Shuta Hasunuma」をリリース。翌年には同レーベルから「OK Bamboo」、日本のPROGRESSIVE FOrMか「HOORAY」をリリースし日本デビューを果たした。蓮沼はフィールドレコーディングしたサウンドやコンピュータで生成した電子音、メロディーや和声的な音楽的要素をミックスして作品を制作し、その後は批評家の佐々木敦が主宰する音楽レーベルHEADZより「POP OOGA」(2009)、「wannapunch!」(2010)をリリースした。
ソロでの活動を続けてきた蓮沼は「他者と合奏していくことで、自分なりの音楽を表現していきたい」と2010年、現代版フィルハーモニック・ポップ・オーケストラ「蓮沼執太フィル」を結成。2014年にアルバム「時が奏でる」、2018年に「アントロポセン」をリリース。2019年にフジロックフェスティバルへ出演、⽇⽐⾕野外⼤⾳楽堂での単独公演を成功に納めた。2023年にアルバム「シンフィル」をリリースし、東京オペラシティコンサートホール タケミツメモリアル公演『ミュージック・トゥデイ』を開催した。2024年には東京ミッドタウンでの六本木アートナイト、2025年にはTODA BUILDINGで「都市と合奏」公演を行った。
蓮沼執太フィルの活動と並行して、蓮沼は2013年アジアン・カルチュラル・カウンシル(ACC)のグランティでアメリカ・ニューヨークに滞在。その後もブルックリンと東京の2拠点生活をし、現地のアーティストととの交流を深めた。2018年にPioneer Worksで初の個展となる「Compositions」を開催。2019年にはプロジェクト「Someone’s public and private / Something’s public and private」(Tompkins Square Park 、ニューヨーク)を行い、音楽家だけでなくアーティストとしての制作活動も行う。2016年度東アジア文化交流使として北京に滞在し、2018年開催の東京・資生堂ギャラリーでの個展「 ~ ing」で第69回芸術選奨文部科学大臣新人賞を受賞した。
東京2020パラリンピック開会式にてパラ楽団を率いてパラリンピック讃歌編曲、楽曲「いきる」を作詞、作曲、指揮を担当。毎年3月11日(土)14時46分に特別に鳴る銀座和光の鐘『未来への希望の鐘』(2021年)を作曲するなど、様々なメディアでの音楽制作も行ってきた。
主な映画音楽に「5windows」(2012年/瀬田なつき監督)、「air』(2016年/砂入博史監督)、『マンガをはみだした男 赤塚不二夫』(2016年/冨永昌敬監督)、『恋愛奇譚集』(2017年/倉本雷大監督)、『HERMÈS HUMAN ODYSSEY』(2021年/奥山大史監督)、『花緑青が明ける日に』(2025年/四宮義俊監督)など。テレビ番組音楽にNHKEテレ『デザインあneo』、NHK総合よるドラ『きれいのくに』、Netflix・テレビ東京『君に届け』、NHK総合『ゆう5時』、NHKスペシャル『新ジャポニズム』などがある。また、2025年東京国立博物館での展示「イマーシブシアター新ジャポニズム」やTOKYO NODEで行われた「デザインあ展neo」での音楽も担当した。
2023年にソロ最新アルバム「unpeople」をリリース。2024年には草月プラザ石庭『天国』にて「unpeople 初演」を開催。立体音響空間でのパフォーマンスやサウンド・インスタレーション作品の発表を各地で行った。2025年には2017年から共演してきた灰野敬二との初スタジオ音源アルバム「う た」をリリース。東京、新宿にある淀橋教会と京都、法然院でのコンサートを開催。 タブラ奏者U-zhaanとも「2 Tone」(2017)、「Good News」(2022)とリリースを重ね、定期的にライブも行っている。
2026年、デビューから20年という節目の年を迎え、8月にサントリーホールでの公演が決定した。